【plugin】『Ultimate Blocks – WordPress Blocks Plugin』(versions 3.1.9 以下) Authenticated(Contributor+) Stored Cross-Site Scripting via Multiple Blocksの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: Ultimate Blocks – WordPress Blocks Plugin
  • 影響バージョン: 3.1.9 以下
  • 脆弱性タイプ: Authenticated(Contributor+) Stored Cross-Site Scripting via Multiple Blocks
  • CVE ID: CVE-2024-4268
  • 重大度: 中
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/ultimate-blocks/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、Ultimate Blocks – WordPress Blocks Pluginにおける脆弱性です。

この脆弱性は、認証されたユーザー(Contributor以上の権限を持つユーザー)が特定のブロックを使用して悪意のあるスクリプトを保存できるというものです。

これにより、他のユーザーがそのページを閲覧した際に、スクリプトが実行される可能性があります。

具体的には、複数のブロックを通じてこの脆弱性が利用される可能性があり、攻撃者はこれを利用してセッションハイジャックやフィッシング攻撃を行うことができます。

影響範囲は広く、サイトの管理者や他のユーザーに対して重大なリスクをもたらす可能性があります。

脆弱性の背景

この脆弱性は、WordPressプラグインのUltimate Blocksが提供する複数のブロックにおいて、入力されたデータが適切にサニタイズされないことに起因しています。

過去にも同様のクロスサイトスクリプティング(XSS)脆弱性が他のプラグインやテーマで発見されており、特にユーザー生成コンテンツを扱うプラグインでは注意が必要です。

このような脆弱性は、ウェブサイトのセキュリティを脅かす重大な問題であり、迅速な対応が求められます。

対策方法と影響

この脆弱性に対する対策として、Ultimate Blocks – WordPress Blocks Pluginをバージョン3.2.0にアップデートすることが推奨されます。

アップデートを行うことで、脆弱性が修正され、悪意のあるスクリプトが保存されるリスクを軽減できます。

もしアップデートを行わない場合、攻撃者によるセッションハイジャックやフィッシング攻撃のリスクが高まり、サイトの信頼性やユーザーの安全が脅かされる可能性があります。

専門用語の解説

  • クロスサイトスクリプティング(XSS): ウェブアプリケーションの脆弱性の一つで、悪意のあるスクリプトが他のユーザーのブラウザで実行されることを指します。
  • セッションハイジャック: ユーザーのセッションIDを盗み取り、そのユーザーになりすまして不正アクセスを行う攻撃手法です。
  • フィッシング攻撃: 偽のウェブサイトやメールを使用して、ユーザーの個人情報を盗み取る詐欺行為です。
  • サニタイズ: 入力データを安全な形式に変換することを指し、特にウェブアプリケーションではXSS攻撃を防ぐために重要です。

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