【plugin】『Ultimate Post Kit Addons For Elementor – (Post Grid, Post Carousel, Post Slider, Category List, Post Tabs, Timeline, Post Ticker, Tag Cloud)』(versions 3.11.7 以下) Authenticated (Contributor+) Stored Cross-Site Scripting via Social Count (Static) Widgetの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: Ultimate Post Kit Addons For Elementor – (Post Grid, Post Carousel, Post Slider, Category List, Post Tabs, Timeline, Post Ticker, Tag Cloud)
  • 影響バージョン: 3.11.7 以下
  • 脆弱性タイプ: Authenticated (Contributor+) Stored Cross-Site Scripting via Social Count (Static) Widget
  • CVE ID: CVE-2024-5662
  • 重大度: 中
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/ultimate-post-kit/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressプラグイン「Ultimate Post Kit Addons For Elementor」における脆弱性です。

この脆弱性は、バージョン3.11.7以下に存在し、Authenticated (Contributor+) Stored Cross-Site Scripting (XSS) の形で現れます。

具体的には、Social Count (Static) Widgetを通じて悪意のあるスクリプトが保存され、後に表示される際に実行される可能性があります。

この脆弱性を利用することで、攻撃者は特定の条件下でユーザーのブラウザ上で任意のスクリプトを実行することができ、情報の盗難やセッションの乗っ取りなどのリスクが生じます。

脆弱性の背景

この脆弱性は、WordPressプラグインの開発において、ユーザー入力の検証が不十分であったことに起因します。

特に、Social Count (Static) Widgetにおいて、ユーザーが入力したデータが適切にサニタイズされずに保存されるため、悪意のあるスクリプトが埋め込まれる可能性があります。

このような脆弱性は、過去にも多くのプラグインやウェブアプリケーションで見られ、特にXSS攻撃は広範な影響を及ぼすことが知られています。

対策方法と影響

この脆弱性に対する対策として、プラグインを最新バージョンである3.11.8にアップデートすることが推奨されます。

アップデートを行うことで、Social Count (Static) Widgetにおける入力データのサニタイズが強化され、悪意のあるスクリプトの埋め込みが防止されます。

もしアップデートを行わない場合、攻撃者によるXSS攻撃のリスクが高まり、ユーザーの情報漏洩やセッションの乗っ取りなどの深刻な被害が発生する可能性があります。

専門用語の解説

  • Cross-Site Scripting (XSS): ウェブアプリケーションの脆弱性の一つで、悪意のあるスクリプトが他のユーザーのブラウザで実行される攻撃手法。
  • サニタイズ: ユーザーからの入力データを安全に処理するために、不正なコードやデータを除去すること。
  • セッションの乗っ取り: ユーザーのセッション情報を盗み、攻撃者がそのユーザーになりすまして操作を行うこと。

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