【plugin】『Gutenberg Blocks with AI by Kadence WP – Page Builder Features』(versions 3.2.42 以下) Authenticated (Contributor+) Stored Cross-Site Scripting in Google Maps Widgetの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: Gutenberg Blocks with AI by Kadence WP – Page Builder Features
  • 影響バージョン: 3.2.42 以下
  • 脆弱性タイプ: Authenticated (Contributor+) Stored Cross-Site Scripting in Google Maps Widget
  • CVE ID: CVE-2024-5289
  • 重大度: 中
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/kadence-blocks/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressプラグイン「Gutenberg Blocks with AI by Kadence WP – Page Builder Features」における脆弱性です。

この脆弱性は、Google Maps Widgetにおいて、認証されたユーザー(Contributor以上の権限を持つユーザー)が悪意のあるスクリプトを保存できるというものです。

具体的には、攻撃者が特定の条件下で悪意のあるJavaScriptコードを挿入し、それが他のユーザーによって表示される際に実行される可能性があります。

この脆弱性が悪用されると、被害者のブラウザ上で任意のスクリプトが実行され、個人情報の漏洩やセッションハイジャックなどのリスクが生じます。

脆弱性の背景

この脆弱性は、Google Maps Widgetの入力フィールドに対する適切なエスケープ処理が行われていなかったことが原因です。

過去にも同様のクロスサイトスクリプティング(XSS)脆弱性が他のプラグインやテーマで発見されており、特にユーザー入力を扱う部分では注意が必要です。

このような脆弱性は、ウェブアプリケーションのセキュリティにおいて非常に重要であり、開発者は常に最新のセキュリティガイドラインに従う必要があります。

対策方法と影響

この脆弱性を修正するためには、プラグインをバージョン3.2.43にアップデートする必要があります。

アップデートを行わない場合、悪意のあるユーザーによってサイトが攻撃されるリスクが高まります。

特に、Contributor以上の権限を持つユーザーが多いサイトでは、早急な対応が求められます。

アップデートを行うことで、この脆弱性を解消し、サイトのセキュリティを強化することができます。

専門用語の解説

  • クロスサイトスクリプティング(XSS): ウェブアプリケーションの脆弱性の一つで、悪意のあるスクリプトが他のユーザーのブラウザで実行される攻撃手法。
  • エスケープ処理: 特殊文字を無害な形式に変換することで、スクリプトの実行を防ぐセキュリティ対策。
  • セッションハイジャック: ユーザーのセッションIDを盗み取り、そのユーザーになりすまして不正アクセスを行う攻撃手法。
  • Contributor: WordPressのユーザー権限の一つで、投稿の作成はできるが公開はできない権限。

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