【plugin】『HT Mega – Absolute Addons For Elementor』(versions 2.5.5 以下) Authenticated (Contributor+) Stored Cross-Site Scripting via Video Player Widget Settingsの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: HT Mega – Absolute Addons For Elementor
  • 影響バージョン: 2.5.5 以下
  • 脆弱性タイプ: Authenticated (Contributor+) Stored Cross-Site Scripting via Video Player Widget Settings
  • CVE ID: CVE-2024-5173
  • 重大度: 中
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/ht-mega-for-elementor/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressプラグイン「HT Mega – Absolute Addons For Elementor」における脆弱性です。

この脆弱性は、バージョン2.5.5以下に存在し、認証されたユーザー(Contributor以上の権限を持つユーザー)が、Video Player Widgetの設定を通じて悪意のあるスクリプトを保存できるというものです。

このスクリプトは、他のユーザーがそのページを閲覧した際に実行され、クロスサイトスクリプティング(XSS)攻撃が可能となります。

攻撃者は、この脆弱性を利用して、被害者のブラウザ上で任意のコードを実行し、セッションハイジャックやフィッシング攻撃などを行うことができます。

脆弱性の背景

この脆弱性は、Webアプリケーションにおける一般的な問題であるクロスサイトスクリプティング(XSS)に関連しています。

XSSは、ユーザー入力を適切にサニタイズしない場合に発生し、攻撃者が悪意のあるスクリプトを注入することができます。

特に、WordPressのような広く使用されているプラットフォームでは、多くのユーザーが影響を受ける可能性があるため、迅速な対応が求められます。

対策方法と影響

この脆弱性を修正するためには、プラグインをバージョン2.5.6にアップデートする必要があります。

公式ページから最新バージョンをダウンロードし、インストールすることで、問題を解決できます。

アップデートを行わない場合、攻撃者によるXSS攻撃のリスクが高まり、サイトのセキュリティが著しく低下する可能性があります。

専門用語の解説

  • クロスサイトスクリプティング(XSS): Webアプリケーションの脆弱性の一つで、悪意のあるスクリプトが他のユーザーのブラウザで実行される攻撃手法。
  • セッションハイジャック: ユーザーのセッションIDを盗み取り、そのユーザーになりすまして不正アクセスを行う攻撃手法。
  • フィッシング攻撃: 偽のWebサイトやメールを使って、ユーザーの個人情報を騙し取る攻撃手法。
  • サニタイズ: ユーザー入力を安全な形式に変換し、不正なデータを排除すること。

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