【plugin】『HT Mega – Absolute Addons For Elementor』(versions 2.5.5 以下) Authenticated (Contributor+) Stored Cross-Site Scripting via Multiple Widgetsの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: HT Mega – Absolute Addons For Elementor
  • 影響バージョン: 2.5.5 以下
  • 脆弱性タイプ: Authenticated (Contributor+) Stored Cross-Site Scripting via Multiple Widgets
  • CVE ID: CVE-2024-5215
  • 重大度: 中
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/ht-mega-for-elementor/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressプラグイン「HT Mega – Absolute Addons For Elementor」における脆弱性です。

この脆弱性は、認証されたユーザー(Contributor以上の権限を持つユーザー)が特定のウィジェットを通じて悪意のあるスクリプトを保存できるというものです。

攻撃者はこの脆弱性を利用して、他のユーザーがそのページを閲覧した際にスクリプトを実行させることができます。

これにより、ユーザーのセッション情報の盗難や、サイトの改ざんなどが発生する可能性があります。

脆弱性の背景

この脆弱性は、プラグインの特定のウィジェットが入力されたデータを適切にサニタイズ(無害化)しないことに起因しています。

過去にも同様のクロスサイトスクリプティング(XSS)脆弱性が他のプラグインやテーマで発見されており、Webアプリケーションのセキュリティにおいては一般的な問題です。

特に、WordPressのような広く使用されているプラットフォームでは、こうした脆弱性が発見されると多くのサイトに影響を与えるため、迅速な対応が求められます。

対策方法と影響

この脆弱性を修正するためには、プラグインをバージョン2.5.6にアップデートする必要があります。

公式ページから最新バージョンをダウンロードし、インストールしてください。

アップデートを行わない場合、攻撃者によるクロスサイトスクリプティング攻撃のリスクが高まり、サイトのセキュリティが大きく損なわれる可能性があります。

専門用語の解説

  • クロスサイトスクリプティング(XSS): Webアプリケーションの脆弱性の一つで、悪意のあるスクリプトが他のユーザーのブラウザで実行される攻撃手法。
  • サニタイズ: 入力データを無害化する処理。
    特にWebアプリケーションでは、ユーザーからの入力を適切に処理し、悪意のあるコードが実行されないようにすること。
  • Contributor: WordPressのユーザー権限の一つで、投稿の作成はできるが公開はできない権限。

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