今回お伝えするのは、WordPressテーマ「The7 — Website and eCommerce Builder for WordPress」における脆弱性です。
この脆弱性は、バージョン11.13.0以下に存在し、Authenticated (Contributor+) Stored Cross-Site Scripting (XSS) via url Attributeという種類のものです。
具体的には、認証されたユーザー(Contributor以上の権限を持つユーザー)が特定のURL属性を利用して悪意のあるスクリプトを保存することが可能です。
このスクリプトは、他のユーザーがそのページを閲覧した際に実行され、結果としてユーザーのセッション情報が盗まれたり、フィッシング攻撃が行われたりする可能性があります。
この脆弱性は、Webアプリケーションにおける一般的な問題であるクロスサイトスクリプティング(XSS)の一種です。
XSSは、ユーザーが入力したデータが適切にエスケープされずに表示される場合に発生します。
特に、認証されたユーザーが悪意のあるスクリプトを保存できる場合、その影響は大きくなります。
過去にも同様の脆弱性が多くのWebアプリケーションで発見されており、その都度修正が行われてきました。
この脆弱性を修正するためには、The7テーマをバージョン11.14.0以上にアップデートすることが推奨されます。
アップデートを行わない場合、悪意のあるユーザーによってサイトが攻撃されるリスクが高まります。
特に、ユーザーの個人情報やセッション情報が盗まれる可能性があるため、早急な対応が必要です。
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