【theme】『Mosaic』(versions 1.7.1 以下) Authenticated (Contributor+) Stored Cross-Site Scripting via Button Shortcodeの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: Mosaic
  • 影響バージョン: 1.7.1 以下
  • 脆弱性タイプ: Authenticated (Contributor+) Stored Cross-Site Scripting via Button Shortcode
  • CVE ID: CVE-2024-5965
  • 重大度: 中
  • 公式ページURL: 不明

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressテーマ「Mosaic」における脆弱性です。

この脆弱性は、バージョン1.7.1以下に存在し、Authenticated (Contributor+) Stored Cross-Site Scripting (XSS) via Button Shortcodeという種類のものです。

具体的には、認証されたユーザー(Contributor以上の権限を持つユーザー)が特定のショートコードを使用することで、悪意のあるスクリプトを保存し、他のユーザーがそのページを閲覧した際にスクリプトが実行される可能性があります。

この脆弱性を悪用されると、攻撃者は被害者のブラウザ上で任意のスクリプトを実行でき、クッキーの盗難やセッションハイジャックなどのリスクが生じます。

脆弱性の背景

この脆弱性は、WordPressテーマにおけるショートコードの処理に起因しています。

ショートコードは、WordPressで簡単に機能を追加できる便利な機能ですが、適切なサニタイズが行われていない場合、XSS攻撃の対象となることがあります。

過去にも同様の脆弱性が他のテーマやプラグインで発見されており、開発者は常に入力データの検証とサニタイズを徹底する必要があります。

対策方法と影響

この脆弱性に対する具体的な修正方法は、テーマの開発者が提供するパッチやアップデートを適用することです。

現時点で修正済バージョンの情報は不明ですが、開発者からの公式なアナウンスを待ち、速やかにアップデートを行うことが推奨されます。

修正を行わない場合、サイトの利用者がXSS攻撃の被害に遭うリスクが高まります。

専門用語の解説

  • CVSS: Common Vulnerability Scoring Systemの略で、脆弱性の重大度を評価するための標準的なスコアリングシステム。
  • CVE: Common Vulnerabilities and Exposuresの略で、公開されている脆弱性に対して一意の識別子を付与するシステム。
  • XSS: Cross-Site Scriptingの略で、ウェブアプリケーションの脆弱性を利用して、悪意のあるスクリプトを他のユーザーのブラウザで実行させる攻撃手法。
  • ショートコード: WordPressで特定の機能を簡単に追加するための短いコード。
  • サニタイズ: データを安全に処理するために、不正な入力を除去または無害化すること。

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