【theme】『Flatsome』(versions 3.18.7 以下) Authenticated (Contributor+) Stored Cross-Site Scripting via Multiple Shortcodesの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: Flatsome
  • 影響バージョン: 3.18.7 以下
  • 脆弱性タイプ: Authenticated (Contributor+) Stored Cross-Site Scripting via Multiple Shortcodes
  • CVE ID: CVE-2024-5346
  • 重大度: 中
  • 公式ページURL: 不明

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressのテーマ「Flatsome」における脆弱性についてです。

この脆弱性は、認証されたユーザー(Contributor以上の権限を持つユーザー)が特定のショートコードを使用して、悪意のあるスクリプトを保存できるというものです。

これにより、他のユーザーがそのページを閲覧した際に、スクリプトが実行される可能性があります。

具体的には、攻撃者が悪意のあるショートコードを投稿し、それを閲覧したユーザーのブラウザでスクリプトが実行されることで、セッションハイジャックやフィッシング攻撃などが行われるリスクがあります。

脆弱性の背景

この脆弱性は、ショートコードの処理における入力検証が不十分であったことに起因します。

WordPressのテーマやプラグインでは、ショートコードを使用して簡単にコンテンツを追加できる機能がありますが、適切なサニタイズが行われていない場合、悪意のあるコードが実行されるリスクがあります。

過去にも同様の脆弱性が報告されており、特にユーザー生成コンテンツを扱うサイトでは注意が必要です。

対策方法と影響

この脆弱性を修正するためには、Flatsomeテーマをバージョン3.19.0以上にアップデートすることが推奨されます。

アップデートを行わない場合、サイトのセキュリティが脆弱になり、攻撃者による不正アクセスやデータの改ざんが発生する可能性があります。

特に、複数のユーザーがコンテンツを投稿するサイトでは、早急な対応が必要です。

専門用語の解説

  • ショートコード: WordPressで使用される簡単なコードのこと。
    特定の機能やコンテンツを簡単に追加するために使用されます。
  • サニタイズ: データを安全に処理するために、不正な入力を除去すること。
  • セッションハイジャック: ユーザーのセッション情報を盗み取る攻撃手法。
  • フィッシング攻撃: 偽のウェブサイトやメールを使用して、ユーザーの個人情報を盗む詐欺行為。

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