【plugin】『Themify – WooCommerce Product Filter』(versions 1.4.9 以下) Unauthenticated SQL Injection via conditions Parameterの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: Themify – WooCommerce Product Filter
  • 影響バージョン: 1.4.9 以下
  • 脆弱性タイプ: Unauthenticated SQL Injection via conditions Parameter
  • CVE ID: CVE-2024-6027
  • 重大度: クリティカル
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/themify-wc-product-filter/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressプラグイン「Themify – WooCommerce Product Filter」における重大な脆弱性についてです。

この脆弱性は、バージョン1.4.9以下に存在し、条件パラメータを通じて認証されていないSQLインジェクション攻撃が可能となるものです。

攻撃者は、この脆弱性を利用してデータベースに不正なSQLクエリを挿入し、データの漏洩や改ざん、さらにはシステム全体の乗っ取りを行うことができます。

影響範囲は非常に広く、特にeコマースサイトにおいては顧客情報の漏洩など重大なリスクを伴います。

脆弱性の背景

この脆弱性は、プラグインの条件パラメータの処理において、適切な入力検証が行われていないことが原因です。

SQLインジェクションは、ウェブアプリケーションの脆弱性としては古くから知られており、その影響力の大きさから多くの事例が報告されています。

特に、eコマースサイトにおいては、顧客情報や取引データが狙われるため、非常に重要な問題となります。

対策方法と影響

この脆弱性に対する対策としては、プラグインを最新バージョンである1.5.0にアップデートすることが推奨されます。

アップデートを行わない場合、攻撃者による不正アクセスやデータ漏洩のリスクが高まります。

特に、eコマースサイトを運営している場合は、顧客情報の保護が最優先事項となるため、早急な対応が必要です。

専門用語の解説

  • SQLインジェクション: データベースに対して不正なSQLクエリを挿入し、データの漏洩や改ざんを行う攻撃手法。
  • CVSS: Common Vulnerability Scoring Systemの略で、脆弱性の重大度を評価するための標準化されたスコアリングシステム。
  • CVE: Common Vulnerabilities and Exposuresの略で、公開されている脆弱性に対して一意の識別子を付与するシステム。
  • eコマース: インターネットを利用して商品やサービスを販売するビジネスモデル。

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