【plugin】『The Plus Addons for Elementor Page Builder』(versions 5.5.6 以下) Reflected Cross-Site Scripting via WP Login and Register Widgetの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: The Plus Addons for Elementor Page Builder
  • 影響バージョン: 5.5.6 以下
  • 脆弱性タイプ: Reflected Cross-Site Scripting via WP Login and Register Widget
  • CVE ID: CVE-2024-5344
  • 重大度: 中
  • 公式ページURL: 不明

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressプラグイン「The Plus Addons for Elementor Page Builder」における脆弱性です。

この脆弱性は、Reflected Cross-Site Scripting (XSS) として知られ、特にWP Login and Register Widgetを通じて発生します。

攻撃者は、この脆弱性を利用して悪意のあるスクリプトをユーザーのブラウザで実行させることができます。

具体的には、攻撃者が特定のURLに悪意のあるコードを埋め込み、そのURLをユーザーにクリックさせることで、ユーザーのブラウザ上でスクリプトが実行されます。

これにより、ユーザーの個人情報が盗まれたり、セッションが乗っ取られたりする可能性があります。

脆弱性の背景

この脆弱性は、Webアプリケーションにおける入力検証の不備から発生します。

特に、ユーザーからの入力を適切にエスケープせずに出力することで、悪意のあるスクリプトが実行されるリスクが生じます。

歴史的に見ても、XSSはWebアプリケーションにおける一般的な脆弱性であり、多くの被害事例が報告されています。

そのため、開発者は常に入力検証とエスケープ処理を徹底する必要があります。

対策方法と影響

この脆弱性を修正するためには、プラグインをバージョン5.6.0以上にアップデートすることが推奨されます。

アップデートを行わない場合、攻撃者によるXSS攻撃のリスクが高まり、ユーザーの個人情報やセッションが危険にさらされる可能性があります。

また、開発者は今後のリリースにおいても、入力検証とエスケープ処理を徹底することが重要です。

専門用語の解説

  • Reflected Cross-Site Scripting (XSS): ユーザーが特定のURLをクリックすることで、悪意のあるスクリプトが実行される脆弱性の一種。
  • エスケープ処理: ユーザーからの入力を安全に処理するために、特定の文字を無害化する技術。
  • セッション: ユーザーがWebサイトにログインしている状態を維持するための情報。

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