【plugin】『Custom Field Suite』(versions 2.6.7 以下) Authenticated (Contributor+) PHP Code Injection via Loop Custom Fieldの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: Custom Field Suite
  • 影響バージョン: 2.6.7 以下
  • 脆弱性タイプ: Authenticated (Contributor+) PHP Code Injection via Loop Custom Field
  • CVE ID: CVE-2024-3562
  • 重大度: 高
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/custom-field-suite/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressのプラグイン「Custom Field Suite」における脆弱性です。

この脆弱性は、認証されたユーザー(Contributor以上の権限を持つユーザー)が、特定のカスタムフィールドを通じて任意のPHPコードを注入できるというものです。

具体的には、Loop Custom Fieldを利用することで、悪意のあるコードが実行される可能性があります。

この脆弱性が悪用されると、サイト全体が乗っ取られるリスクがあり、非常に危険です。

脆弱性の背景

この脆弱性は、カスタムフィールドの処理における入力検証の不備から発生しました。

カスタムフィールドは、WordPressの柔軟性を高めるために広く利用されていますが、その一方で適切なセキュリティ対策が講じられていない場合、攻撃の対象となり得ます。

過去にも同様の脆弱性が報告されており、特に権限の低いユーザーがシステムに影響を与えるケースは注意が必要です。

対策方法と影響

現在、この脆弱性に対する修正済バージョンは不明です。

したがって、影響を受けるバージョン(2.6.7以下)を使用している場合は、プラグインの使用を一時的に停止するか、他の代替プラグインを検討することをお勧めします。

また、サイトのセキュリティを強化するために、定期的なバックアップやセキュリティプラグインの導入も有効です。

この脆弱性を放置すると、サイトが乗っ取られるリスクが高まり、データの漏洩や改ざんが発生する可能性があります。

専門用語の解説

  • カスタムフィールド: WordPressの投稿やページに追加の情報を付加するためのフィールド。
  • PHPコードインジェクション: 悪意のあるPHPコードをシステムに挿入し、実行させる攻撃手法。
  • 認証されたユーザー: ログインしているユーザーのこと。
    Contributor以上の権限を持つユーザーが該当。
  • CVSS: Common Vulnerability Scoring Systemの略で、脆弱性の重大度を評価するための標準化されたスコアリングシステム。
  • バックアップ: データのコピーを作成し、システム障害やデータ損失に備えること。

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