【plugin】『WP Hotel Booking』(versions 2.1.0 以下) Unauthenticated SQL Injectionの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: WP Hotel Booking
  • 影響バージョン: 2.1.0 以下
  • 脆弱性タイプ: Unauthenticated SQL Injection
  • CVE ID: CVE-2024-3605
  • 重大度: クリティカル
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/wp-hotel-booking/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressのプラグイン「WP Hotel Booking」における脆弱性についてです。

この脆弱性は、バージョン2.1.0以下のプラグインに存在し、Unauthenticated SQL Injectionという種類の脆弱性です。

具体的には、認証されていない攻撃者が特定のSQLクエリを実行することが可能となり、データベース内の情報を不正に取得、変更、または削除することができます。

この脆弱性が悪用されると、ウェブサイト全体のデータが危険にさらされる可能性があり、非常に重大な影響を及ぼします。

脆弱性の背景

この脆弱性は、SQLクエリの入力値を適切にサニタイズしていないことが原因で発生しました。

SQL Injectionは、ウェブアプリケーションの脆弱性としては古くから知られており、多くの重大なセキュリティインシデントの原因となってきました。

特に、認証が不要な場合、攻撃者は簡単にシステムにアクセスできるため、非常に危険です。

対策方法と影響

この脆弱性を修正するためには、プラグインの最新バージョンにアップデートすることが推奨されます。

公式ページや開発者からのアナウンスを確認し、修正済みバージョンがリリースされ次第、速やかにアップデートを行ってください。

アップデートを行わない場合、攻撃者によるデータベースの不正操作が可能となり、ウェブサイトの信頼性やデータの安全性が著しく損なわれるリスクがあります。

専門用語の解説

  • SQL Injection: データベースに対する不正なSQLクエリを実行する攻撃手法。
  • Unauthenticated: 認証されていない、つまりログインなどの認証手続きを経ていない状態。
  • CVSS: Common Vulnerability Scoring Systemの略で、脆弱性の重大度を評価するための標準的なスコアリングシステム。
  • CVE: Common Vulnerabilities and Exposuresの略で、公開されている脆弱性に対して一意の識別子を付与するシステム。
  • サニタイズ: 入力値を安全な形式に変換すること。

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