【plugin】『Photo Gallery, Images, Slider in Rbs Image Gallery』(versions 3.2.19 以下) Authenticated (Author+) Stored Cross-Site Scripting via Image Titleの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: Photo Gallery, Images, Slider in Rbs Image Gallery
  • 影響バージョン: 3.2.19 以下
  • 脆弱性タイプ: Authenticated (Author+) Stored Cross-Site Scripting via Image Title
  • CVE ID: CVE-2024-3894
  • 重大度: 中
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/robo-gallery/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressプラグイン「Photo Gallery, Images, Slider in Rbs Image Gallery」に関する脆弱性です。

この脆弱性は、認証されたユーザー(Author以上の権限を持つユーザー)が画像のタイトルに悪意のあるスクリプトを埋め込むことができるというものです。

このスクリプトは、他のユーザーがその画像を閲覧した際に実行され、クロスサイトスクリプティング(XSS)攻撃が発生します。

具体的には、攻撃者が特定のスクリプトを画像タイトルに挿入し、管理者や他のユーザーがその画像を表示することで、セッションハイジャックやフィッシング攻撃などが可能となります。

脆弱性の背景

この脆弱性は、画像タイトルの入力フィールドに対する適切なサニタイズ処理が行われていなかったことが原因です。

クロスサイトスクリプティング(XSS)は、ウェブアプリケーションにおいて非常に一般的な脆弱性であり、特にユーザー入力を扱う際には注意が必要です。

過去にも同様の脆弱性が多く報告されており、ウェブアプリケーションのセキュリティにおいて重要な課題となっています。

対策方法と影響

この脆弱性を修正するためには、プラグインをバージョン3.2.20にアップデートする必要があります。

アップデートを行わない場合、攻撃者によるクロスサイトスクリプティング攻撃のリスクが高まり、サイトのセキュリティが大きく損なわれる可能性があります。

特に、管理者権限を持つユーザーが攻撃対象となった場合、サイト全体の制御が奪われる危険性もあります。

専門用語の解説

  • クロスサイトスクリプティング(XSS): ウェブアプリケーションの脆弱性の一つで、悪意のあるスクリプトが他のユーザーのブラウザで実行される攻撃手法。
  • サニタイズ: ユーザー入力を安全に処理するために、不正なデータを除去または無害化すること。
  • セッションハイジャック: ユーザーのセッションIDを盗み、そのユーザーになりすまして不正アクセスを行う攻撃手法。
  • フィッシング攻撃: 偽のウェブサイトやメールを使って、ユーザーの個人情報を盗む詐欺行為。

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