【plugin】『Replace Image』(versions 1.1.10 以下) Insecure Direct Object Referenceの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: Replace Image
  • 影響バージョン: 1.1.10 以下
  • 脆弱性タイプ: Insecure Direct Object Reference
  • CVE ID: CVE-2024-4873
  • 重大度: 中
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/replace-image/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressプラグイン「Replace Image」における脆弱性についてです。

この脆弱性は、Insecure Direct Object Reference(IDOR)と呼ばれるもので、特定のバージョン(1.1.10 以下)に存在します。

IDORは、認証されていないユーザーが直接オブジェクトにアクセスできる脆弱性であり、攻撃者が特定のURLを操作することで、他のユーザーのデータに不正にアクセスする可能性があります。

この脆弱性を利用されると、攻撃者は他のユーザーの画像を不正に置き換えたり、削除したりすることができるため、サイトの信頼性やユーザーのプライバシーに重大な影響を及ぼす可能性があります。

脆弱性の背景

この脆弱性は、Webアプリケーションにおけるアクセス制御の不備から発生します。

IDORは、開発者がオブジェクトへのアクセスを適切に制限しない場合に発生しやすい脆弱性です。

歴史的に見ても、IDORは多くのWebアプリケーションで発見されており、その影響は広範囲に及ぶことがあります。

特に、ユーザー生成コンテンツを扱うプラグインやアプリケーションでは、この種の脆弱性が重大な問題となることが多いです。

対策方法と影響

この脆弱性に対する対策としては、プラグインの開発者が提供する最新バージョンにアップデートすることが最も効果的です。

現時点では、脆弱性が修正されたバージョンは不明ですが、公式ページや開発者のアナウンスを定期的に確認し、アップデートがリリースされた際には速やかに適用することが推奨されます。

アップデートを行わない場合、攻撃者による不正アクセスやデータの改ざんが発生するリスクが高まります。

専門用語の解説

  • Insecure Direct Object Reference (IDOR): 認証されていないユーザーが直接オブジェクトにアクセスできる脆弱性のこと。
  • CVE (Common Vulnerabilities and Exposures): 脆弱性に対して一意の識別子を付与するシステム。
  • CVSS (Common Vulnerability Scoring System): 脆弱性の重大度を評価するための標準化されたスコアリングシステム。

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