【theme】『Divi』(versions 4.25.1 以下) Authenticated (Contributor+) Stored Cross-Site Scriptingの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: Divi
  • 影響バージョン: 4.25.1 以下
  • 脆弱性タイプ: Authenticated (Contributor+) Stored Cross-Site Scripting
  • CVE ID: CVE-2024-5533
  • 重大度: 中
  • 公式ページURL: 不明

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressのテーマ「Divi」に関する脆弱性です。

この脆弱性は、認証されたユーザー(Contributor以上の権限を持つユーザー)が特定の条件下で悪意のあるスクリプトを保存できるというものです。

具体的には、攻撃者が投稿やページの編集画面で悪意のあるJavaScriptコードを挿入し、それが他のユーザーによって閲覧された際に実行される可能性があります。

この脆弱性が悪用されると、被害者のブラウザ上で任意の操作が行われる可能性があり、個人情報の漏洩やセッションハイジャックなどのリスクが考えられます。

脆弱性の背景

この脆弱性は、Webアプリケーションにおける一般的なセキュリティ問題であるクロスサイトスクリプティング(XSS)の一種です。

特に、認証されたユーザーがコンテンツを投稿できる環境では、こうした脆弱性が発生しやすいです。

過去にも同様の脆弱性が他のテーマやプラグインで発見されており、開発者は常にセキュリティ対策を講じる必要があります。

対策方法と影響

この脆弱性を修正するためには、Diviテーマをバージョン4.25.2にアップデートすることが推奨されます。

アップデートを行わない場合、悪意のあるユーザーによってサイトが攻撃されるリスクが高まります。

特に、複数のユーザーがコンテンツを投稿するサイトでは、早急な対応が必要です。

専門用語の解説

  • クロスサイトスクリプティング(XSS): Webアプリケーションの脆弱性の一つで、悪意のあるスクリプトが他のユーザーのブラウザで実行されることを指します。
  • 認証されたユーザー: サイトにログインしているユーザーのことを指し、特定の権限を持つユーザーが含まれます。
  • セッションハイジャック: ユーザーのセッション情報を盗み取る攻撃手法で、これにより攻撃者が被害者になりすますことができます。

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