【plugin】『PDF Viewer for Elementor』(versions 2.9.3 以下) Authenticated (Contributor+) Stored Cross-Site Scripting via renderの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: PDF Viewer for Elementor
  • 影響バージョン: 2.9.3 以下
  • 脆弱性タイプ: Authenticated (Contributor+) Stored Cross-Site Scripting via render
  • CVE ID: CVE-2024-0845
  • 重大度: 中
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/pdf-viewer-for-elementor/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressプラグイン「PDF Viewer for Elementor」に関する脆弱性です。

この脆弱性は、バージョン2.9.3以下に存在し、Authenticated (Contributor+) Stored Cross-Site Scripting (XSS) via renderという種類のものです。

具体的には、認証されたユーザー(Contributor以上の権限を持つユーザー)が特定の入力フィールドに悪意のあるスクリプトを埋め込むことが可能です。

このスクリプトは、他のユーザーがそのページを閲覧した際に実行され、結果としてセッションハイジャックやフィッシング攻撃などのリスクが生じます。

脆弱性の背景

この脆弱性は、Webアプリケーションにおける一般的な問題であるXSS(クロスサイトスクリプティング)の一種です。

特に、ユーザーが入力したデータを適切にエスケープせずに表示する場合に発生します。

WordPressプラグインは多くのユーザーに利用されており、その中でも「PDF Viewer for Elementor」は人気の高いプラグインです。

そのため、この脆弱性が悪用されると、多くのサイトに影響を与える可能性があります。

対策方法と影響

この脆弱性を修正するためには、プラグインの開発者が提供する最新の修正済みバージョンにアップデートすることが推奨されます。

現時点では、修正済みバージョンの情報は不明ですが、公式ページを定期的に確認し、アップデートがリリースされた際には速やかに適用することが重要です。

アップデートを行わない場合、サイトが攻撃者によって悪用されるリスクが高まります。

専門用語の解説

  • クロスサイトスクリプティング (XSS): Webアプリケーションの脆弱性の一つで、悪意のあるスクリプトが他のユーザーのブラウザで実行されることを指します。
  • セッションハイジャック: ユーザーのセッション情報を盗み、なりすます攻撃手法です。
  • フィッシング攻撃: 偽のウェブサイトやメールを使って、ユーザーの個人情報を盗む詐欺行為です。
  • エスケープ: 特殊文字を無害な形式に変換することです。
    これにより、スクリプトの実行を防ぎます。

情報元

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