【plugin】『Stratum – Elementor Widgets』(versions 1.4.1 以下) Authenticated (Contributor+) Stored Cross-Site Scripting via Countdown Widgetの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: Stratum – Elementor Widgets
  • 影響バージョン: 1.4.1 以下
  • 脆弱性タイプ: Authenticated (Contributor+) Stored Cross-Site Scripting via Countdown Widget
  • CVE ID: CVE-2024-5611
  • 重大度: 中
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/stratum/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressプラグイン「Stratum – Elementor Widgets」における脆弱性です。

この脆弱性は、バージョン1.4.1以下に存在し、認証されたユーザー(Contributor以上の権限を持つユーザー)が、Countdown Widgetを通じて悪意のあるスクリプトを保存できるというものです。

具体的には、攻撃者が特定の入力フィールドに悪意のあるJavaScriptコードを埋め込むことで、他のユーザーがそのページを閲覧した際にスクリプトが実行される可能性があります。

これにより、ユーザーのセッション情報が盗まれたり、サイトの表示が改ざんされたりするリスクがあります。

脆弱性の背景

この脆弱性は、Webアプリケーションにおける一般的な問題であるクロスサイトスクリプティング(XSS)の一種です。

特に、認証されたユーザーが特定のウィジェットを通じてスクリプトを保存できる点が問題となっています。

過去にも同様の脆弱性が他のプラグインやテーマで発見されており、Webセキュリティにおいては非常に重要な課題です。

対策方法と影響

この脆弱性を修正するためには、プラグインをバージョン1.4.2にアップデートすることが推奨されます。

アップデートを行わない場合、サイトが攻撃者によって改ざんされるリスクが高まります。

特に、ユーザーのセッション情報が盗まれることで、さらなる攻撃の足がかりとなる可能性がありますので、早急な対応が必要です。

専門用語の解説

  • クロスサイトスクリプティング(XSS): Webページに悪意のあるスクリプトを埋め込む攻撃手法。
    ユーザーがそのページを閲覧するとスクリプトが実行され、情報が盗まれたり、ページが改ざんされたりする。
  • 認証されたユーザー: サイトにログインしているユーザー。
    Contributor以上の権限を持つユーザーが該当する。
  • セッション情報: ユーザーがWebサイトにログインしている状態を維持するための情報。
    これが盗まれると、攻撃者がそのユーザーになりすまして操作を行うことができる。

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