【plugin】『ElementsKit Pro』(versions 3.6.2 以下) Authenticated (Contributor+) Stored Cross-Site Scripting via Motion Text and Table Widgetsの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: ElementsKit Pro
  • 影響バージョン: 3.6.2 以下
  • 脆弱性タイプ: Authenticated (Contributor+) Stored Cross-Site Scripting via Motion Text and Table Widgets
  • CVE ID: CVE-2024-5263
  • 重大度: 中
  • 公式ページURL: 不明

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressのプラグイン「ElementsKit Pro」における脆弱性についてです。

この脆弱性は、認証されたユーザー(Contributor以上の権限を持つユーザー)が、Motion TextおよびTable Widgetsを通じて悪意のあるスクリプトを保存できるというものです。

攻撃者はこの脆弱性を利用して、他のユーザーがそのページを閲覧した際にスクリプトを実行させることができます。

これにより、ユーザーのセッション情報の盗難や、サイトの改ざんなどが発生する可能性があります。

脆弱性の背景

この脆弱性は、Motion TextおよびTable Widgetsの入力フィールドに対する適切なサニタイズ処理が行われていなかったことが原因です。

過去にも同様のクロスサイトスクリプティング(XSS)攻撃が他のプラグインやテーマで発生しており、特にユーザー入力を扱う部分では注意が必要です。

このような脆弱性は、サイトの信頼性を損なうだけでなく、ユーザーの個人情報が漏洩するリスクもあるため、非常に重要です。

対策方法と影響

この脆弱性を修正するためには、ElementsKit Proをバージョン3.6.3にアップデートする必要があります。

アップデートを行わない場合、攻撃者によるクロスサイトスクリプティング攻撃のリスクが高まります。

特に、Contributor以上の権限を持つユーザーが多いサイトでは、早急な対応が求められます。

専門用語の解説

  • クロスサイトスクリプティング(XSS): ウェブアプリケーションの脆弱性の一つで、悪意のあるスクリプトが他のユーザーのブラウザで実行される攻撃手法。
  • サニタイズ: ユーザーからの入力データを安全に処理するために、不正なコードやデータを除去すること。
  • Contributor: WordPressのユーザー権限の一つで、投稿の作成はできるが公開はできない権限。

情報元

This record contains material that is subject to copyright

Copyright 2012-2024 Defiant Inc.

License:Defiant hereby grants you a perpetual, worldwide, non-exclusive, no-charge, royalty-free, irrevocable copyright license to reproduce, prepare derivative works of, publicly display, publicly perform, sublicense, and distribute this software vulnerability information. Any copy of the software vulnerability information you make for such purposes is authorized provided that you include a hyperlink to this vulnerability record and reproduce Defiant’s copyright designation and this license in any such copy. Read more.

脆弱性情報を受け取る