【plugin】『Canto』(versions 3.0.8 以下) Unauthenticated Remote File Inclusionの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: Canto
  • 影響バージョン: 3.0.8 以下
  • 脆弱性タイプ: Unauthenticated Remote File Inclusion
  • CVE ID: CVE-2024-4936
  • 重大度: クリティカル
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/canto/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressプラグイン「Canto」における重大な脆弱性についてです。

この脆弱性は「Unauthenticated Remote File Inclusion」と呼ばれるもので、認証されていないリモートの攻撃者が任意のファイルをサーバーに含めることができるというものです。

具体的には、攻撃者が特定のURLを通じて悪意のあるファイルをサーバーにアップロードし、そのファイルを実行することで、サーバーの制御を奪うことが可能となります。

この脆弱性が悪用されると、ウェブサイトのデータが漏洩したり、改ざんされたりするリスクが非常に高くなります。

脆弱性の背景

この脆弱性は、プラグインのファイルインクルード機能における入力検証の不備が原因で発生しました。

歴史的に見ても、リモートファイルインクルージョン(RFI)はウェブアプリケーションにおける一般的な脆弱性の一つであり、多くの被害事例が報告されています。

特に、WordPressのような広く利用されているプラットフォームにおいては、こうした脆弱性が発見されると影響範囲が非常に広くなるため、迅速な対応が求められます。

対策方法と影響

現在、この脆弱性に対する修正済バージョンは提供されていないため、プラグインの使用を一時的に停止することを強く推奨します。

また、プラグインの公式ページや開発者からのアップデート情報を定期的に確認し、修正パッチがリリースされた際には速やかに適用することが重要です。

この脆弱性を放置すると、ウェブサイトが攻撃者に乗っ取られるリスクが高まり、データの漏洩や改ざん、さらにはサーバー全体の制御を奪われる可能性があります。

専門用語の解説

  • Unauthenticated Remote File Inclusion: 認証されていないリモートの攻撃者が、任意のファイルをサーバーに含めることができる脆弱性。
  • CVSS: Common Vulnerability Scoring Systemの略で、脆弱性の重大度を評価するための標準的なスコアリングシステム。
  • CVE: Common Vulnerabilities and Exposuresの略で、公開されている脆弱性に対して一意の識別子を付与するシステム。

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