【plugin】『LatePoint Plugin』(versions 4.9.9 以下) Missing Authorization and Sensitive Information Exposure via IDORの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: LatePoint Plugin
  • 影響バージョン: 4.9.9 以下
  • 脆弱性タイプ: Missing Authorization and Sensitive Information Exposure via IDOR
  • CVE ID: CVE-2024-2472
  • 重大度: クリティカル
  • 公式ページURL: 不明

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressのプラグイン「LatePoint Plugin」に関する重大な脆弱性です。

この脆弱性は、バージョン4.9.9以下に存在し、認証の欠如とIDOR(Insecure Direct Object References)による機密情報の露出が原因です。

具体的には、適切な認証が行われないため、攻撃者が特定のIDを利用して機密情報にアクセスすることが可能となります。

この脆弱性を悪用されると、攻撃者はユーザーの個人情報や予約情報など、非常にセンシティブなデータに不正にアクセスすることができるため、影響範囲は広範で深刻です。

脆弱性の背景

この脆弱性は、Webアプリケーションにおける認証とアクセス制御の不備が原因で発生しました。

IDORは、特定のリソースに対するアクセス制御が適切に行われていない場合に発生する一般的な脆弱性です。

歴史的に見ても、IDORは多くのWebアプリケーションで問題となっており、特にユーザー情報や機密データを扱うシステムでは重大なリスクを伴います。

このため、開発者は常に認証とアクセス制御の強化に努める必要があります。

対策方法と影響

この脆弱性に対する対策として、LatePoint Pluginのバージョンを4.9.9.1にアップデートすることが推奨されます。

アップデートを行うことで、認証の欠如とIDORによる機密情報の露出が修正されます。

もしこのアップデートを行わない場合、攻撃者による不正アクセスやデータ漏洩のリスクが高まります。

特に、ユーザーの個人情報が漏洩する可能性があるため、早急な対応が求められます。

専門用語の解説

  • CVSS: Common Vulnerability Scoring Systemの略で、脆弱性の重大度を評価するための標準化されたスコアリングシステムです。
  • CVE: Common Vulnerabilities and Exposuresの略で、公開されている脆弱性に対して一意の識別子を付与するシステムです。
  • IDOR: Insecure Direct Object Referencesの略で、適切な認証やアクセス制御が行われていない場合に発生する脆弱性です。
  • 認証: システムにアクセスするユーザーが正当なものであることを確認するプロセスです。
  • アクセス制御: システム内のリソースに対するアクセス権を管理するプロセスです。

情報元

This record contains material that is subject to copyright

Copyright 2012-2024 Defiant Inc.

License:Defiant hereby grants you a perpetual, worldwide, non-exclusive, no-charge, royalty-free, irrevocable copyright license to reproduce, prepare derivative works of, publicly display, publicly perform, sublicense, and distribute this software vulnerability information. Any copy of the software vulnerability information you make for such purposes is authorized provided that you include a hyperlink to this vulnerability record and reproduce Defiant’s copyright designation and this license in any such copy. Read more.

脆弱性情報を受け取る