今回お伝えするのは、WordPressプラグイン「Gutenberg Blocks with AI by Kadence WP – Page Builder Features」における脆弱性です。
この脆弱性は、バージョン3.2.38以下に存在し、Authenticated (Contributor+) Stored Cross-Site Scripting (XSS) の形で現れます。
具体的には、titleFontパラメータを通じて悪意のあるスクリプトが保存される可能性があります。
攻撃者がこの脆弱性を利用すると、特定の条件下でユーザーのブラウザ上で任意のスクリプトを実行することができます。
これにより、ユーザーのセッション情報の盗難や、フィッシング攻撃の実行などが可能となります。
この脆弱性は、プラグインの特定のパラメータが適切にサニタイズされていないことに起因します。
歴史的に見ても、Cross-Site Scripting (XSS) はウェブアプリケーションにおける一般的な脆弱性の一つであり、多くの被害事例が報告されています。
特に、WordPressのような広く利用されているプラットフォームにおいては、XSS脆弱性が発見されると多くのユーザーに影響を及ぼす可能性があります。
この脆弱性に対する対策としては、プラグインをバージョン3.2.39以上にアップデートすることが推奨されます。
アップデートを行うことで、titleFontパラメータに対する適切なサニタイズが施され、脆弱性が修正されます。
もしアップデートを行わない場合、攻撃者によるXSS攻撃のリスクが残り、ユーザーのセキュリティが脅かされる可能性があります。
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