【plugin】『Gutenberg Blocks with AI by Kadence WP – Page Builder Features』(versions 3.2.38 以下) Authenticated (Contributor+) Stored Cross-Site Scripting via titleFont Parameterの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: Gutenberg Blocks with AI by Kadence WP – Page Builder Features
  • 影響バージョン: 3.2.38 以下
  • 脆弱性タイプ: Authenticated (Contributor+) Stored Cross-Site Scripting via titleFont Parameter
  • CVE ID: CVE-2024-4863
  • 重大度: 中
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/kadence-blocks/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressプラグイン「Gutenberg Blocks with AI by Kadence WP – Page Builder Features」における脆弱性です。

この脆弱性は、バージョン3.2.38以下に存在し、Authenticated (Contributor+) Stored Cross-Site Scripting (XSS) の形で現れます。

具体的には、titleFontパラメータを通じて悪意のあるスクリプトが保存される可能性があります。

攻撃者がこの脆弱性を利用すると、特定の条件下でユーザーのブラウザ上で任意のスクリプトを実行することができます。

これにより、ユーザーのセッション情報の盗難や、フィッシング攻撃の実行などが可能となります。

脆弱性の背景

この脆弱性は、プラグインの特定のパラメータが適切にサニタイズされていないことに起因します。

歴史的に見ても、Cross-Site Scripting (XSS) はウェブアプリケーションにおける一般的な脆弱性の一つであり、多くの被害事例が報告されています。

特に、WordPressのような広く利用されているプラットフォームにおいては、XSS脆弱性が発見されると多くのユーザーに影響を及ぼす可能性があります。

対策方法と影響

この脆弱性に対する対策としては、プラグインをバージョン3.2.39以上にアップデートすることが推奨されます。

アップデートを行うことで、titleFontパラメータに対する適切なサニタイズが施され、脆弱性が修正されます。

もしアップデートを行わない場合、攻撃者によるXSS攻撃のリスクが残り、ユーザーのセキュリティが脅かされる可能性があります。

専門用語の解説

  • Cross-Site Scripting (XSS): ウェブアプリケーションの脆弱性の一つで、悪意のあるスクリプトが他のユーザーのブラウザで実行される攻撃手法。
  • サニタイズ: データを安全に処理するために、不正な入力を除去または無害化すること。
  • フィッシング攻撃: 偽のウェブサイトやメールを使って、ユーザーの個人情報を盗む詐欺行為。
  • セッション情報: ユーザーがウェブサイトにログインしている間の状態や情報を保持するデータ。

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