【plugin】『Dashboard Widgets Suite』(versions 3.4.3 以下) Reflected Cross-Site Scriptingの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: Dashboard Widgets Suite
  • 影響バージョン: 3.4.3 以下
  • 脆弱性タイプ: Reflected Cross-Site Scripting
  • CVE ID: CVE-2024-0979
  • 重大度: 中
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/dashboard-widgets-suite/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressプラグイン「Dashboard Widgets Suite」における脆弱性です。

この脆弱性は、Reflected Cross-Site Scripting(XSS)と呼ばれるもので、特定の条件下で悪意のあるスクリプトが実行される可能性があります。

具体的には、ユーザーが特定のURLをクリックした際に、そのURLに含まれる悪意のあるスクリプトが実行され、ユーザーのブラウザ上で不正な操作が行われる可能性があります。

この脆弱性を利用されると、攻撃者はユーザーのセッション情報を盗み取ったり、フィッシング攻撃を行ったりすることができます。

脆弱性の背景

この脆弱性は、Webアプリケーションにおける入力値の適切なサニタイズが行われていないことが原因で発生します。

歴史的に見ても、XSSは非常に一般的な脆弱性であり、多くのWebサイトやアプリケーションがこの問題に悩まされています。

特に、ユーザーが入力するデータをそのまま表示するような機能を持つアプリケーションでは、この種の脆弱性が発生しやすいです。

対策方法と影響

この脆弱性を修正するためには、プラグインを最新バージョンである3.4.4にアップデートすることが推奨されます。

アップデートを行わない場合、悪意のある攻撃者によってユーザーの個人情報が盗まれたり、サイトが改ざんされたりするリスクがあります。

したがって、できるだけ早くアップデートを行うことが重要です。

専門用語の解説

  • Reflected Cross-Site Scripting (XSS): ユーザーが特定のURLをクリックした際に、そのURLに含まれる悪意のあるスクリプトが実行される脆弱性。
  • サニタイズ: 入力データを安全な形式に変換すること。
  • セッション情報: ユーザーがWebサイトにログインしている状態を維持するための情報。
  • フィッシング攻撃: ユーザーを偽のWebサイトに誘導し、個人情報を盗み取る攻撃。

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