【plugin】『Custom Field Suite』(versions 2.6.7 以下) Authenticated (Contributor+) Stored Cross-Site Scripting via cfs[post_content]の脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: Custom Field Suite
  • 影響バージョン: 2.6.7 以下
  • 脆弱性タイプ: Authenticated (Contributor+) Stored Cross-Site Scripting via cfs[post_content]
  • CVE ID: CVE-2024-3559
  • 重大度: 中
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/custom-field-suite/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressプラグイン「Custom Field Suite」における脆弱性についてです。

この脆弱性は、認証されたユーザー(Contributor以上の権限を持つユーザー)が特定のフィールドに悪意のあるスクリプトを保存できるというものです。

具体的には、cfs[post_content]フィールドを通じて、攻撃者がJavaScriptコードを挿入し、他のユーザーがそのページを閲覧した際にスクリプトが実行される可能性があります。

この脆弱性が悪用されると、被害者のブラウザ上で任意の操作が行われる可能性があり、個人情報の漏洩やセッションハイジャックなどのリスクが考えられます。

脆弱性の背景

この脆弱性は、Webアプリケーションにおける一般的な問題であるクロスサイトスクリプティング(XSS)の一種です。

XSSは、ユーザー入力を適切にサニタイズしない場合に発生し、攻撃者が悪意のあるスクリプトを挿入することが可能になります。

特に、WordPressのような広く使用されているプラットフォームでは、多くのユーザーが影響を受ける可能性があるため、迅速な対応が求められます。

対策方法と影響

この脆弱性に対する対策としては、プラグインの開発者が提供する最新の修正済みバージョンにアップデートすることが最も効果的です。

現時点では、修正済みバージョンの情報は不明ですが、公式ページを定期的にチェックし、アップデートがリリースされた際には速やかに適用することが推奨されます。

アップデートを行わない場合、攻撃者によるXSS攻撃のリスクが高まり、サイトのセキュリティが著しく低下する可能性があります。

専門用語の解説

  • クロスサイトスクリプティング(XSS): Webアプリケーションの脆弱性の一つで、攻撃者が悪意のあるスクリプトを他のユーザーのブラウザで実行させることができる。
  • サニタイズ: ユーザー入力を安全な形式に変換すること。
    これにより、悪意のあるコードの実行を防ぐ。
  • セッションハイジャック: ユーザーのセッション情報を盗み取り、不正にアクセスする攻撃手法。
  • Contributor: WordPressのユーザーロールの一つで、投稿の作成はできるが公開はできない権限を持つ。

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