【plugin】『BuddyPress』(versions 12.5.0 以下) Authenticated (Subscriber+) Stored Cross-Site Scriptingの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: BuddyPress
  • 影響バージョン: 12.5.0 以下
  • 脆弱性タイプ: Authenticated (Subscriber+) Stored Cross-Site Scripting
  • CVE ID: CVE-2024-4892
  • 重大度: 中
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/buddypress/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressのプラグイン「BuddyPress」における脆弱性についてです。

この脆弱性は、Authenticated (Subscriber+) Stored Cross-Site Scripting (XSS) として分類されており、特定の条件下で悪意のあるスクリプトが保存され、後に他のユーザーがそのスクリプトを実行してしまう可能性があります。

具体的には、認証されたユーザー(Subscriber以上の権限を持つユーザー)が特定の入力フィールドに悪意のあるスクリプトを挿入することで、他のユーザーがそのスクリプトを実行してしまうリスクがあります。

この脆弱性が悪用されると、被害者のブラウザ上で任意のスクリプトが実行され、セッションハイジャックやフィッシング攻撃などが行われる可能性があります。

脆弱性の背景

この脆弱性は、Webアプリケーションにおける一般的な問題であるクロスサイトスクリプティング(XSS)の一種です。

XSSは、ユーザー入力を適切にエスケープせずに表示することで発生します。

BuddyPressは、コミュニティサイトを構築するための人気のあるプラグインであり、多くのユーザーが利用しています。

そのため、このような脆弱性が発見されると、多くのサイトが影響を受ける可能性があります。

対策方法と影響

この脆弱性を修正するためには、BuddyPressプラグインをバージョン12.5.1にアップデートする必要があります。

アップデートを行わない場合、悪意のあるユーザーによってサイトが攻撃されるリスクが高まります。

特に、ユーザーのセッション情報が盗まれたり、フィッシング攻撃の被害に遭う可能性があるため、早急な対応が求められます。

専門用語の解説

  • クロスサイトスクリプティング(XSS): Webアプリケーションの脆弱性の一つで、悪意のあるスクリプトが他のユーザーのブラウザで実行されることを指します。
  • セッションハイジャック: ユーザーのセッション情報を盗み取ることで、そのユーザーになりすまして不正アクセスを行う攻撃手法です。
  • フィッシング攻撃: 偽のWebサイトやメールを使って、ユーザーの個人情報を騙し取る詐欺行為です。
  • エスケープ: 特殊文字を無害な形式に変換することで、スクリプトの実行を防ぐ技術です。

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