【plugin】『Blog2Social: Social Media Auto Post & Scheduler』(versions 7.4.1 以下) Authenticated (Subscriber+) SQL Injectionの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: Blog2Social: Social Media Auto Post & Scheduler
  • 影響バージョン: 7.4.1 以下
  • 脆弱性タイプ: Authenticated (Subscriber+) SQL Injection
  • CVE ID: CVE-2024-3549
  • 重大度: クリティカル
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/blog2social/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressプラグイン「Blog2Social: Social Media Auto Post & Scheduler」に発見された脆弱性についてです。

この脆弱性は、バージョン7.4.1以下に存在し、認証されたユーザー(Subscriber以上の権限を持つユーザー)によるSQLインジェクション攻撃が可能です。

具体的には、攻撃者が特定のリクエストを送信することで、データベースに不正なSQLクエリを実行させることができます。

これにより、データの漏洩や改ざん、さらにはシステム全体の乗っ取りが発生する可能性があります。

脆弱性の背景

この脆弱性は、プラグインの入力検証が不十分であることが原因です。

SQLインジェクションは、データベースとやり取りする際に、ユーザーからの入力を適切にエスケープしない場合に発生します。

歴史的に見ても、SQLインジェクションは非常に一般的な攻撃手法であり、多くのシステムで重大な被害をもたらしてきました。

そのため、入力検証の強化は常に重要な課題となっています。

対策方法と影響

この脆弱性を修正するためには、プラグインをバージョン7.4.2にアップデートする必要があります。

公式ページから最新バージョンをダウンロードし、インストールしてください。

アップデートを行わない場合、攻撃者によるデータベースの不正操作やシステムの乗っ取りといった重大なリスクが存在します。

特に、ユーザー情報や機密データが漏洩する可能性が高いため、早急な対応が求められます。

専門用語の解説

  • SQLインジェクション: データベースに対する不正なSQLクエリを実行させる攻撃手法。
  • 認証されたユーザー: システムにログインしているユーザーのこと。
  • エスケープ: 特殊文字を無害化する処理。
  • データベース: データを組織的に保存するシステム。
  • クエリ: データベースに対する問い合わせや操作の命令。

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